歯科医院の上手なかかり方を知ろう

医師の中でもユニークな存在である歯科医師

医師というと人の命を救う崇高な人というイメージがありますが、医師といえども人の子、時には嫌なこともあるでしょうし、私生活のイライラを職場に持ち込むこともあるかもしれません。
それがない人こそ本当のプロフェッショナルの医師といえますが、こうした医師の印象はどちらかというと内科などの先生に当てはまると言えます。
患者さんの不安を取り除くことも、医師としての務めと考えているからです。
その点、歯科医師は歯という特定の治療を専門にするため、患者さんのメンタルにはさほど関心がないという人も多いのが特徴と言えます。
初めての歯科医院に行ったら、何となく歯科医師と波長が合わなかったと感じる経験をする人が多いのは、歯科医師がもっとも関心を払っているのが歯の状態であり、患者さんのメンタルはあまり気にしていないからと言えそうです。

患者側が賢くなることが大事

患者のメンタルよりも歯のことが気になる歯科医師は、患者さんの不安に寄り添うことなく、淡々と治療を進めていく人が多いのも特徴と言えます。
そこで、歯科医院に行って不安な思いをしないためには、患者側が賢くなることが大事です。
歯科医師のすることにいちいち疑問を投げかけたり、信頼できないといったそぶりを見せると、どうしても医師側も神経質になり、ひいてはこの患者はやりにくいという気になってくるでしょう。
これは、患者にとっては大きなデメリットです。
なんといっても、チェアに座ってしまえば、すべてを歯科医師にゆだねなくてはならないからです。
そのため、丁寧にあいさつをするとか、治療前にはよろしくお願いいたしますといった具合に、先生を信頼していますという意思表示をするのがいいでしょう。
くどいようですが、医者も人の子、信頼してくれる患者にはきちんと接してあげなければと思ってくれます。

歯科は実は狭い世界の医師

内科や外科といった診療科の医師は、いくつもの病院を転々として経験を積んでようやく開業という人が多いのに対し、歯科医師は比較的短い期間、病院や複数の歯科医師が勤めるクリニックで勤務したら、すぐに自分の医院を開業することが多い医師です。
そのため、看護師やスタッフと接する時間も短く、人との接し方が下手な医師が多いのもまた、歯科医師の特徴と言えます。
こうした歯科医師の特徴を踏まえると、社会人として多くの人と接してきた患者側が賢くなることで、歯科医師から丁寧な治療をしてもらえることでしょう。

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