歯科助手の主な仕事
今や歯科医院はコンビニよりも数が多いと言われており、求人募集も後を絶ちません。
特に未経験者可としている助手・受付の求人は、常に求人が出されていると言っても過言ではありません。
歯科医院で助手が行う仕事には実に様々なものがあり、最も多くの仕事をこなす存在であると言ってもいいでしょう。
患者さんの受付やカルテの作成をし、診療の準備を整えて患者さんを呼び入れます。
そして診療中のアシスト業務を行った後は会計をして次の来院予約を取り、使用した器具を消毒して滅菌します。
一人の患者さんに対して行う上記の仕事の他にも、アルコールワッテや消毒液を補充したり、治療に使用する綿球の作製も行います。
治療中にフォローが必要な場合は、いつでも加わることができるように診療状況を把握することも大切で、歯科助手は休む暇がない仕事と言えます。
未経験者でもできるのか
患者さんにとって働いているスタッフは、知識と技術を備えた人という認識があるため、未経験者でも決して不安そうな顔を見せないことが大切です。
とは言え歯科治療では専門用語が飛び交い、しかも１分１秒を争う処置を行うことも多いので、その流れの早さに戸惑う人も少なくありません。
分からないことがあっても、先輩スタッフが業務にあたっているときは聞くことができず、困ったという経験を持つ人も多いものです。
歯科医院での仕事を覚えるには、まず専門用語を正確に聞き取ることが大切で、これができないと何をすればいいのかが分かりません。
違うものを持って行けば、取り換えるのに時間がかかりますので治療に支障をきたすことも起こり得ます。
しかしながら歯科治療では同じ処置が繰り返されることが多いため、特に頻度の高い治療で使われる言葉を理解するように努めると、比較的早く覚えることができます。
そして分からない言葉でもとにかくメモを取り、手が空いている先輩に教わる姿勢が求められます。
率先して行うことで身につく知識
分からないことが多いとついアシスタント業務を避けてしまいがちですが、逆にどんどんアシストをする方が早く言葉や流れを覚えることができます。
治療中はいくらそばまで寄っても、口腔内を観察することはできません。
さらに原則として、歯科医師や歯科助手の後ろに立つことは禁止されていますので、そばで見ているだけでは何をしているかを伺い知ることはできないでしょう。
１日も早く知識を身につけたいなら、率先してアシスト業務につくことが成長への一番の近道です。