電動歯ブラシよりも普通の歯ブラシを推奨

昨今、短時間できれいに磨けることや、スリムでおしゃれなコンパクトタイプが登場していることなどから、電動歯ブラシを愛用する人が増えています。けれども、歯医者に行ってどの電動歯ブラシがいいか相談すると、おそらく歯科医師の大半が、電動よりも一般的な歯ブラシで歯磨きをするように勧めると思われます。それというのも、よくやりがちな歯磨き粉をたっぷりと歯ブラシにつけ、それでゴシゴシと力いっぱい横方向にこする磨き方は、歯磨き粉に含まれる研磨剤と、力いっぱい動かす歯ブラシの力により、あっという間に歯の表面が削り取られ、歯が減ってしまうからです。こうなると、冷たい物や熱い物がしみてきて、知覚過敏と呼ばれる状態になってしまいます。電動歯ブラシは軽く歯に当てているつもりでも、高速で回転するブラシが、力いっぱい磨いたときと同じように歯の表面を削ってしまいますので、かなり注意して使わないと、歯磨きではなく歯をやすっている状態になってしまいます。そうならないために、歯医者に行って、最適な電動歯ブラシを教えてもらうのだという人もいるかもしれませんが、歯医者が推奨するのは歯科医師が最適と判断する歯ブラシを使い、自分の手で磨くことです。

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自分の手で磨くことのメリットは、力加減をしっかりと調節できるところにあります。もちろん、力いっぱいゴシゴシ磨くことも、研磨剤がたっぷり入った歯磨き粉を使うということもしません。歯磨き粉はフッ素が900ppm以上含まれているものがおすすめで、これだと研磨剤を含まず、発泡性もないため、歯ブラシの毛先いっぱいにつけても歯を削り取る心配がありません。さらに、フッ素が虫歯を予防する働きをもたらしてくれますので、歯磨き粉をたっぷりつけて磨き、さっぱり感を味わわないとすっきりしないという人におススメです。

このようなフッ素配合の歯磨き粉は歯医者に売られていますので、買いに行くためだけに歯医者を訪れても一向にかまいません。また、歯ブラシはペンを持つように握るペングリップ方式で、歯と歯茎の境目に当て、一か所あたり10回ほどやさしく振動させるように磨くというやり方を教えてくれます。これをすべての歯に行うには時間がかかりますが、虫歯や歯周病を予防するには、電動歯ブラシを使うよりもはるかに効果的です。むしろ、これ以外のお手入れ方法以外は勧めない歯科医師も多いので、一度歯医者に行って、じっくり歯磨きの仕方を教わるといいでしょう。